2005年8月25日に設立されたNPO法人モンキーマジックは、おかげさまで18周年を迎えることができました。
18歳といえば、今では成人と定められた歳です。私どもモンキーマジックもやっと大人の仲間入りかもしれません。しかしながら、法人設立当初からの目標達成には道半ばであります。「障害者クライミング普及」という、これまで誰もやったことのない活動に向き合う日々は、たくさんの波風に向き合い、迷いながらも試みつづけ、うまくいったことよりも、うまくいかなかったことのほうが多かったと振り返る18年間です。
今日まで模索した日々は、誰も経験していないからこそ使命をもって向き合えたものであり、少しずつであろうとも、確実に日本に障害者クライミングは根付き始めていると実感できるようになりました。
OECD(経済協力開発機構)は、2019年にこれからの社会を生きる子どもたちに育成したい力について「学びの羅針盤」を発表し、その中心的概念として「エージェンシー」を唱えています。エージェンシーとは「変化を起こすために、自分で目標を設定し、振り返り、責任をもって行動する能力」と定義されています。まだ10代のモンキーマジックも、この概念に沿い、障害者クライミング普及を通じ、より成熟した豊かな社会実現のため、これからも挑み続け、責任を果たすことのできるよう一層がんばってまいります。
改めまして、弊会活動に障害の有無を問わず、たくさんの皆様にご参加いただいておりますこと、そして各事業や法人の維持発展のため様々なご支援をいただいている各企業・個人のみなさまに厚く御礼申し上げ、倍旧のご指導のほど、どうぞ引き続きよろしくお願い申し上げます。
【活動の様子】