2024年 11月 08日(金)16:00
【報告】中国・成都市にて障害者クライミング体験会指導と映画上映会に登壇
11月3日(日)、中国・成都市で開催された第10回「Kendal Mountain Festival China」において、映画『ライフ・イズ・クライミング!』が上映されました。主人公である鈴木直也氏とともに、代表の小林が登壇し、上映後には障害者クライミングとその価値についてのワークショップを行いました。
翌日の11月4日には、会場を同市内の「Chill Mountain Climbing Gym」に移し、現地の視覚障害者協会から招かれた12名の視覚障害者を対象に体験会を指導。また、ジムに訪れたクライマー向けに映画の上映会とワークショップも実施しました。
3日の映画祭では、160名を超える多くの観客にご来場いただき、今年度最後の上映作品として会場は笑いと歓声、そして拍手に包まれました。上映後のワークショップでも多くの質問が寄せられ、時間を超過するほどの熱気を感じ、中国の皆さんにとっても大きな響きを与えたことを実感しました。
翌日の体験会では、既にマイシューズを持ちクライミングに取り組んでいる視覚障害者の方々とも出会い、中国におけるクライミング人気の高さを目の当たりにする驚きの経験となりました。また、上映会とワークショップの終了後には、多くのクライマーから「クライミングを通じて障害者と社会をつなぐ価値を感じた。ぜひ継続的にこの活動を続けてほしい」との嬉しい感想もいただきました。この日の模様は撮影されており、公開が待ち遠しいです。
今回が初めての中国での上映会・体験会でしたが、中国のクライマーや障害のある方々との交流を通じて、双方の感覚や環境が想像以上に近しいことを実感できました。お世話になった関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
【活動の様子】