2018年 06月 15日(金)
【報告】第75回マンデーマジック東京を開催
毎月第2月曜日に、高田馬場のエナジーボルダリングジムで開催しているマンデーマジック東京。
今月は38名(内、初参加9名、視覚に障害のある方5名、聴覚に障害のある方4名、四肢に障害のある方1名、その他の障害の方1名)にご参加いただきました。
満員御礼の今回は、クライミング自体が初体験という方も6名もお越しいただき、毎回行っている「クライミングはじめて講習会」や、視覚障害者と楽しむクライミングの手引きを知る「HKK講習会」もたいへんに盛り上がりました。
代表小林の挨拶では、来年2019年8月にクライミング世界選手権が東京都八王子市で開催決定の速報をお伝えさせていただきました。
また、モンキーマジックはクライミングイベントだけでなく、講演会や企業研修も行なっていることや、ビールが美味しい季節となってきたということで、モンキーマジックのサポートグッズとして協賛している箕面ビールもご紹介!
そして、今月の「第15回多様性を考えるプチ講座」のゲストは、NPO法人せいぼの山田真人さん。
アフリカのマラウイで子ども達の給食の支援をしている山田さんのプロジェクトについてお話を伺いました。
東アフリカに位置するマラウイ。
人口の半分ほどが25歳以下の若い世代で、その中でも5歳未満の子供達が多くを占めています。
アフリカで内紛を起こしたことのない唯一の国で、安全で学校に行く子が多いものの、GDP(国内総生産)では世界最貧国のひとつとなっていて、希望もありながら社会問題も抱えている国です。
山田さんが学生時代に国際関係を学んでいるとき、チャリティにビジネスの手法をとりいれようとする活動を知り、その縁で実際にマラウイに訪れ、小さい国の中にたくさんの子ども達の笑顔を目の当たりにし、国そのものに惹き寄せられたそうです。
実際の給食支援のプロジェクトは、現地のコーヒーを仕入れて国内で販売し、売り上げから寄付額100%を実現する仕組みをつくりあげられました。
日本のコーヒーの消費率は世界4〜5位ということもあり、日本にどうやってマラウイを知ってもらうか考え、たどり着いたのがコーヒーでした。
そして最後に、「マラウイでは給食一食あたり15円。1袋1,000円のコーヒーが、約70人の子ども達の笑顔の給食となります。給食支援は、ただ単にご飯を食べる機会の提供だけでなく、その土地の教育や、ジェンダーなどの社会問題の解決、また子どもの成長が国の成長につながります。マラウイからはじまったプロジェクトを、これから様々な国へ日本から世界にチャリティを発信していきたいと思います。」と、目標を語ってくださいました。
知らなかったことばかりで大変勉強になった多様性講座でした。
当日、山田さんからはホットコーヒーの試飲もご提供いただき、クライミングの合間や終了後に、参加者の皆さんがリラックスしてコーヒーを楽しむ笑顔が印象的でした。
今年、マラウイからほど近いケニアの盲学校の子ども達にクライミング指導を行ったモンキーマジックは、NPO法人せいぼ様とタッグを組み、本プロジェクトに協力させていただいています。
ぜひせいぼ様の本プロジェクトもチェックしてみてください。▼
https://www.monkeymagic.or.jp/report/detail/id/656/genre//currentId/
今月も皆さん、ご参加いただきありがとうございました!
次回のマンデーマジックは7月9日(月)に開催です!
クライミングが初めての方もぜひお誘いあわせの上、ご参加ください!
【活動の様子】